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2010年11月 アーカイブ

農業機械の体制 8

日本の農業機械は、稲作機械を中心として短期間に世界に類のない発達を遂げました。


しかし、その歴史は未だきわめて浅いものといえるでしょう。


電子工学を始めとする科学技術は急速に進歩し、また農業技術においても、新品種や栽培法などに研究の新たな進展がみられます。


農業機械自体の技術にも、これまで新技術が取り入れられ高度化が図られてきました。


しかし、さらに稲作も含む各作目において、生産はもとより調製選別加工、貯蔵までを含む広い分野で、より高い能率と作業精度をねらった新機構の創出は、科学技術の進歩とともに絶え間なく続けられなければならないでしょう。


現在、農業内外から最も強く要請されている高生産性農業の実現のためにも、農業機械技術の探究のための試験研究は益々重要となっています。


また、その研究は、公共的研究機関、大学、製造葉界が、相互に緊密な技術の交流、提携のもとに進められる必要があります。


このような研究の基盤は一層整えられつつあります。


今後とも、新機構、新機械が遂次実現するなど、農業機械はさらに発展し、農業の動向にあわせて農家に受け入れられていくでしょう。

農業機械の体制 9

農業の動向に即し、農業機械の発達に対する研究の要請は、このほか次の諸点に向けられています。


まずは、増収に寄与する機械について。


たとえば、田植機は、その生育期間、栽植密度などの栽培技術を一変し、稲作の省力安定多収技術を定着させました。


また、適期作業を実現し増収を達成したのも機械化によるものです。


このように農業機械は、省力化だけでなく増収に寄与するものでなくてはならないでしょう。


特に、土づくりの重要性に対する認識が高まりまってきます。


その一方、転換畑の増大がみられます。


そのなかで、有機物の施用機械、営農排水用機械、耕うん砕土、培土、雑草防除など、一連の増収に寄与する圃場の管理に係る機械への研究の進展が望まれます。

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